灯籠倒れ、壁は亀裂「当面休館」も 世界遺産や国宝など文化財に爪痕

 能登半島地震は、数多くの文化財にも爪痕を残している。世界遺産に登録されている富山県南砺市の相倉(あいのくら)集落では、合掌造りの屋根が損傷し、民俗館が休館に。国宝の寺なども被害に遭った。県内では修復できないほどの報告はないが、国宝や国の重要文化財文化庁と協議しながらの対応になる。

 県教育委員会が集計した文化財の被害は43件(国指定16▽国登録11▽国選定3▽県指定13)。重文の被害16件には国宝の瑞龍寺、勝興寺(高岡市)も含む。

国宝の瑞龍寺、勝興寺も被害

 江戸時代を代表する仏教建築として山門、仏殿、法堂(はっとう)が国宝の瑞龍寺。禅堂などの壁が傷ついたり、はがれたりした。山門と仏殿の間にある灯籠(とうろう)が倒れたが、元に戻された。寺の関係者は「2日から通常のお参りをしている」と話し、参拝には影響ないという。

 国宝2棟、重要文化財10棟…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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