災害、食品ロス…SDGsの課題を解決 大学生がアイデア99件競う

 SDGs(エスディージーズ)は国連が掲げる「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)です。環境、社会、経済など国際社会に共通する17分野のゴールと169項目のターゲットがあり、2030年が達成目標とされています。そのときに主役となる若者世代がSDGsについて学び、実践する様子や教育現場の事例をSDGs専門メディア「SDGs ACTION!」と連携して紹介します。

「災害備蓄」でグランプリ獲得

 SDGsの達成に向けて、大学生が課題解決のアイデアを披露するコンテスト「大学SDGs ACTION! AWARDS2023」(朝日新聞社主催)。6回目となる今年は全国から99件の応募があった。

 3月8日に東京都内で開かれた最終選考会を経て、グランプリに輝いたのは神戸大の山本燿司さん(4年)。取り組んだテーマは「災害時の備蓄の推進」だった。

 山本さんは今回のプレゼンで、神戸市が公表しているデータを活用し、市内各地区の避難者数をシミュレーションしたり、市内それぞれの災害施設の設備を示したりしたデジタルマップを作った。

 大学の講義が発案のきっかけだ。阪神淡路大震災東日本大震災について学び、フィールドワークでは宮城県石巻市などの被災地も訪れた。

 被災当時の出来事を知るうち…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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