地震や水害の発生時、各地の被災状況などの情報を集めるシステムを大阪市が大幅に作りかえた。全職員約2万人を対象に専用アプリを導入し、アプリを通じて投稿した写真などで現場の情報を集めていく。
市危機管理室によると、これまで災害時の情報収集は電話や無線が主だった。職員から報告された現場の様子などは、いったん職員の所属する各部署で集約。その後、災害対策本部に情報が集まる仕組みだった。
今後は職員がアプリを使って、「堤防決壊」「道路ひび割れ」などの被害の内容を報告すると、同本部のシステムに直接集められる。投稿した写真の位置情報でシステムの地図上に現場位置も表記される。避難所の混雑状況のほか、発熱や嘔吐(おうと)などのコロナ感染の疑いがある避難者数などを報告する項目もある。
地域の自主防災組織のメンバ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル