名古屋市中区錦3丁目のホテル名古屋ガーデンパレスの立体駐車場で、消火装置から二酸化炭素(炭酸ガス)が放出され作業員が死亡した事故で、愛知県警は16日、消火装置を誤って起動させたなどとして、工事業者の現場責任者の男性(31)と元上司の男性(49)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検し、発表した。2人は容疑を認めているという。
捜査1課によると昨年12月22日に駐車場の最上階で作業員3人が改修工事をしていた際、地下1階にいた現場責任者が、消火装置の設定を確認しようとして誤って起動ボタンを押した。炭酸ガスが充満し、作業員の玉田謙さん(当時51)=岐阜市=を二酸化炭素中毒で死亡させたほか、別の2人にも骨が折れるなどのけがを負わせた疑いがある。
また県警は、メンテナンスの担当課長だった元上司が、現場責任者に消火装置の誤操作を防ぐ指導を怠ったと判断した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment