無人店舗で売上金を盗んだ疑い　逮捕の男　「20件以上やった」

　無人のアイスクリーム販売店の精算機から売上金を盗んだとして、大阪府警は24日、住所不定、無職の山下晃広容疑者（44）を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。山下容疑者は容疑を認め、「20件以上の無人店舗で盗みをした」と供述しているという。

　捜査3課によると、山下容疑者は6日午前3時45分ごろ、大阪市淀川区十三東の無人アイス店で精算機をこじ開け、9千円を盗んだ疑いがある。山下容疑者は「ネットカフェを転々としていて金がなくなり、盗んだ」と話しているという。

　同課によると、府内では今年2～5月、無人の弁当店や古着店の精算機をこじ開ける同様の手口の被害が約20件起きている。捜査員は容疑者を「無人君」と呼び、捜査を進めてたという。（甲斐江里子）