無人潜水機による船内捜索続く 作業船が北九州市から10日に出航へ

 北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、海上保安庁などは9日、行方がわからない12人の捜索を続けた。8日から遠隔操作できる無人潜水機が投入され、船体を撮影したが、9日夕までに新たな手がかりは見つからなかった。

 海保は今後、海底まで潜水士が潜る「飽和潜水」や、船の引き揚げに向けた準備も進めていく。そのための民間の作業船が10日に北九州市を出航し、現場海域へ向かう予定だ。

 無人潜水機は高性能のカメラを搭載し、国が依頼した民間の専門業者が操作。無人潜水機が8日に撮影した画像2枚からは、船体が右に傾き、船尾付近のスライド式のドアが開いている様子がわかる。船の内部は暗く、はっきり写ってはいない。回収不能になっていた北海道警の水中カメラについても、無人潜水機が8日に回収したという。

 海保は行方不明者の捜索のほ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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