森嶋俊晴
大阪府太子町は27日、町のコミュニティーバスを約3カ月半にわたり無登録で有償運行したと発表した。無登録期間の利用者は延べ約2千人、現金払いの運賃収入は約9万円という。「更新登録手続きを失念していた」と説明している。
町秘書政策課によると、2020年6月に町所有のマイクロバス(定員26人)で運行を始めた。運行には道路運送法に基づき自家用有償旅客運送者としての登録が必要だが、期限が切れた今年5月29日以降も160~180円の運賃で運行を続けていた。
9月13日に近畿運輸局大阪運輸支局から指摘を受けて発覚した。15日から運賃を取らない運行に切り替えたが、乗客に事情を説明していなかった。22日に新たな登録が認められ、10月1日から有償運行に戻す。収入について町は「利用者に返還する」とするが、返還方法は検討中としている。(森嶋俊晴)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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