未公開の株式を無登録で売却したなどとして、警視庁は、健康食品販売会社「ウィンメディックス」(東京都千代田区)代表の白木茂容疑者(45)=東京都文京区=と同社社員、西昭洋容疑者(42)=千葉県市川市=の2人を金融商品取引法違反(無登録など)の疑いで逮捕し、9日発表した。法人としての同社も同じ容疑で書類送検する方針。
同庁は白木容疑者が2017年以降、同社の株をいったん自ら購入した上で全国約1万5千人に計約80億円分を販売、約8億3千万円の利ざやを得たとみている。同社は「がん治療に効き、副作用のない飲料水を開発している」とうたっており、株の購入者の多くは末期がん患者やその家族だったという。
生活経済課によると、2人は21年12月1~28日、東京都と長野県の計3カ所で複数回にわたって臨時株主総会を開催。そこに集まった株主計2109人に対し、法律に定められた登録を受けないまま、同社の未公開の株式計約8億7千万円分を販売したなどの疑いがある。1株1千円を「期間限定価格」として50円で売り出し、「高額な配当を出せる」と触れ込んでいたが、配当が支払われた形跡はなかったという。
「抗がん剤治療で副作用がつらく…」
金融商品取引法は、不特定多…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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