無許可で映画館を営業したとして、警視庁保安課は16日、興行場法違反の疑いで、東京都武蔵野市吉祥寺本町の映画館(通称ココマルシアター、9月閉館)を運営していた社長の男性(50)=港区=と、運営責任者だった元社員の男性(42)=世田谷区=を書類送検した。2人は容疑を認めている。
同課によると、同館1階部分は東京都から営業許可を得ていたものの、2階は緊急時の避難用階段が1つしかないなどの不備があった。2階の営業は認められず、運営会社は飲食店と申告しながら映画上映を続けていた。興行場法は映画や音楽、演劇の営業は都道府県の許可が必要としている。
書類送検容疑は、平成30年7~12月、2階で許可を得ずに映画館を営業したとしている。東京都多摩府中保健所が行政指導を計57回繰り返したが改善されず、今年5月に刑事告発した。
同課によると、2階では29年12月から31年2月に約1200人が訪れ、約110万円を売り上げていた。
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