アップル社のストアで入手できる「Music FM」などの無許諾音楽アプリについて、日本レコード協会、LINEミュージックなど音楽関係4団体・4社は11日、対策の強化を求める連名の要望書を先月末アップル社に提出したと発表した。アプリ登録時の事前審査の強化と、削除要請への迅速な対応を求めている。
無許諾音楽アプリは、2012年に中国で開発されて以降、「Music FM」「Music Box」「Music Rock」などの名前で広まり、若者に多く使われている。
著作権上の許諾がないサイトやサーバーにある音源をストリーミングまたはダウンロードで配信したり、ユーチューブ上の曲をダウンロード可能にしたり、海外限定で許諾された音源を日本国内でも聴けるようにしたりする。
LINE株式会社は昨年10月、スマホで音楽を聴く際の手段についてLINEリサーチで調査し、全国の15~59歳の男女約22万8千人から回答を得た。全体の11%が無許諾音楽アプリを利用し、10代(約6万1千人が回答)では31%が「よく使っている」と答えたという。
今回要望書を提出したのは、一般社団法人の日本レコード協会と日本音楽事業者協会、日本音楽出版社協会、日本音楽制作者連盟の音楽関係4団体、及び、AWA、KKBOX、LINEミュージック、楽天の音楽配信サービス事業会社4社で、6月28日付。アップル社の日本法人からは「対策を検討する」との回答があった。
日本レコード協会の著作権保護…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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