本多由佳
東京都交通局は20日、都営バスに無賃乗車を繰り返した男性主事(51)を停職6カ月とするなど、計9人を懲戒処分にしたと発表した。
交通局によると、この主事はバスの営業所勤務だった2020年10~12月に約15回、退勤時に都営バスを使った際に運賃(計約3千円)を支払わなかった。制服姿で、乗務員は業務だと思い込んだという。
停職5日の処分を受けた男性主事(33)は昨年10月、勤務する営業所の廃棄物置き場にあったバスの車号銘板など6点を自宅に持ち帰った。インターネットのフリーマーケットサイトで4点を計約2万円で売却したという。別の職員がネットで偶然見つけ、発覚した。
このほか、今年3月に都迷惑防止条例違反で略式起訴され、東京簡裁に罰金50万円の略式命令を受けた男性主事(64)は停職3カ月の処分。自宅アパートで、女性が住む部屋の外壁に開けた穴に内視鏡カメラを取り付け、部屋をモニター越しに複数回のぞいたという。(本多由佳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル