元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が東京都練馬区の自宅で、長男(当時44)を刃物で殺害したとされる事件で、長男には身を守ろうとしてできる目立った傷がなく、ほぼ無抵抗の状態だったことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は熊沢容疑者が寝込みなど無防備になる状況を待ち、殺害の機会をうかがっていたとみている。
東京地検は21日、熊沢容疑者を殺人罪で起訴した。地検によると、1日午後3時15分ごろ、自宅で長男の無職英一郎さんを包丁で首を切るなどして殺害したとされる。数十カ所に上る傷が確認された一方、腕などに目立った「防御創」はなかったという。
捜査関係者などによると、英一…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル