リツイート(転載)はそれまでで最多の1万7千回を超えた。「カップルが写ってい ることで未来を感じます」「こうやって復興していったのかと思いました」…寄せられたコメントも、思想の左右を問わず冷静なものばかりだったのが印象的という渡邊教授は、「8月6日に出回る写真の多くが被爆の惨状を捉えたものだが、カップル写真には焼け跡に芽吹く希望といったメッセージがあり、それが感動を呼び起こしたのだろう」と分析する。 反響がきっかけとなり昨年、この写真は共同通信の記者が、敗戦1周年の特集のため広島市中区のデパート「福屋八丁堀本店」の屋上から撮影した写真であることが分かった。渡邊教授と、一緒に活動に取り組む東京大1年の庭田杏珠(にわた・あんじゅ)さん(18)はことし7月、この写真も収めた写真集「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」を出版した。 ▽デートコース 川上さんによると、写真の2人は当時16歳。家業のカキ養殖を継ぐため修行を始めたばかりの川上さんと、高等女学校5年生(現在の高校2年生)だった百合子さん。友人の紹介で知り合って間もない頃だったという。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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