焼けた車から男性の遺体、複数の骨折　千葉県警が死体遺棄容疑で捜査

　7日午前11時20分ごろ、千葉県大多喜町の林道近くで、焼けた乗用車の中に身元不明の男性の遺体が見つかった。県警は男性が事件に巻き込まれ、何者かが遺棄したとみて死体遺棄容疑で捜査を始めた。司法解剖の結果、死因は不詳で車が焼けたときには死亡していたとみられる。10日に勝浦署長以下50人体制の特別捜査班を設置し、身元の確認を急ぐ。

　捜査1課によると、車は林道から外れた山林の斜面に止まっていた。遺体は車内の運転席ではない場所にあり、20代～40代くらいの男性。損傷が激しく、死後数日と推定され、複数の骨が折れているという。

　7日午前9時半ごろ、仕事で現場を訪れた目撃者が同僚を通じて警察に通報した。現場は上総中野駅から南西に5キロほど離れている。（マハール有仁州）