佐賀市は17日、市清掃工場(同市高木瀬町)に勤務する会計年度任用の男性職員(69)=福岡県在住=が、焼却炉の古い金属部品を福岡県内の廃棄物処理業者に勝手に売り払い、売却金額の一部を受け取ったとして、同日付で懲戒免職処分とし、発表した。市は金属部品が職員に盗まれた疑いがあるとして16日、佐賀北署に被害届を出した。
市によると、この職員は2019年10月~21年12月の間、焼却炉の定期修繕の際に取り出される劣化した金属部品を、福岡県小郡市の廃棄物処理業者に回収させ、売却代金の15%にあたる現金20万1千円を受け取っていたという。
市によると、3基の焼却炉を順番に休止し、熱で劣化した鉄やアルミニウムの板やパイプを取り換えており、出た部品は工場内で保管し、市の委託業者が「有価物」として買い取る形で回収・処分している。職員は金属がたまったころを見計らって処理業者に連絡していた。
市の調査で、清掃工場内の工…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル