熊大研究員を殺害容疑、男を再逮捕 被害者と通話記録

 熊本大学の特定事業研究員、楢原知里さん(当時35)が殺害された事件で、熊本県警は3日、熊本市中央区本荘3丁目の無職、熊谷和洋容疑者(67)を殺人の疑いで再逮捕したと発表した。「間違いない」と容疑を認めているという。

 発表などによると、熊谷容疑者は9月6日午後5時半ごろ、自宅の集合住宅の敷地付近で楢原さんの首をひものようなもので絞め、窒息死させた疑いがある。県警は、殺害後すぐに現場で遺棄したとみている。

 楢原さんは6日午後4時20分ごろ、熊本大学本荘キャンパス=同区本荘2丁目=の職場を出た後に自転車に乗っている姿が近くの防犯カメラに映っていた。7日朝、熊谷容疑者が住む集合住宅脇の側溝で遺体で見つかり、県警は同容疑者を死体遺棄容疑で13日に逮捕した。「遺体を捨てた」と容疑を認め、殺害に関与したとの供述もしていた。

 熊谷容疑者は楢原さんが住んでいたマンションの元清掃員。携帯電話などを調べた結果、5月以降に数回、楢原さんの電話との通話履歴が確認されている。(井岡諒、屋代良樹)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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