熊本のいじめ自殺、元同級生1人と和解 遺族「一生かけ向き合って」

 同級生からいじめを受けて2018年に自殺した熊本県立高校3年の生徒の両親が、当時の同級生4人を相手取り計1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、被告の1人と15日に和解した。両親への取材で分かった。両親は記者会見を開き「一生をかけて自分のしたことと向き合って欲しい」と話した。

 自殺したのは、熊本県北部の県立高校に通っていた深草知華(ともか)さん(当時17)。

 訴状によると知華さんは2018年5月、学校を正午近くに早退して自宅に帰ってから間もなくして自殺した。早退する前の授業中に、SNSに投稿された動画をめぐって同級生から「死ね」「視界から消えればいいのに、まじ無理」などの暴言を受けていた。休み時間には、動画に偶然一緒に写っていた男子生徒のところに連れて行かれて一緒に写ったのは本当に偶然だったか確かめられた。

元同級生3人と訴訟継続「親として真実が知りたい」

 知華さんが自殺の直前に記し…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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