長妻昭明
熊本県議の井手順雄(のぶお)氏(63)=自民=が8月、全国高校野球選手権大会を開催中の阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で、母校の試合を観戦中にアルプス席で加熱式たばこを吸っていたことが分かった。井手氏が9日、朝日新聞の取材に喫煙の事実を認めた。球場内は喫煙所を除き、加熱式たばこを含めて全面禁煙となっている。
井手氏は現在6期目で、熊本県議会の議長を務めたこともある。今夏の甲子園に熊本代表として出場した九州学院の卒業生で、8月18日、準々決勝に臨んだ同校の試合をアルプス席で観戦していた。
井手氏は取材に対し「禁煙という認識はあったがついつい吸ってしまった」と話した。学校関係者に「ここ禁煙ですよ」と指摘された後に喫煙をやめ、その後は禁煙パイプにかえたという。
同じ試合をアルプス席で観戦していた男性によると、九州学院の関係者が「生徒たちがたばこを吸っている人がいてにおいが気持ち悪いと言っている」と話していたという。(長妻昭明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル