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熊谷市で、小学生を含む6人を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われたペルー人の 男に対し、1審の死刑判決を破棄し、無期懲役とした2審の判決について、東京高検は19日、上告を断念しました。妻と娘2人を亡くした男性が、単独インタビューに応じ、今 の心境を語りました。
2015年9月、熊谷市内の住宅で、小学生2人を含む男女6人 が、包丁で刺さされるなどして殺害されました。
強盗殺人などの罪に問われたペルー人 のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)に対し、1審のさいたま地裁は完全 責任能力を認め、検察側の求刑通り、死刑を言い渡しました。しかし2審の東京高裁は、 被告は犯行時、統合失調症のため心神耗弱だったとして、1審判決を破棄し無期懲役を言 い渡しました。
この判決について、東京高検の久木元伸次席検事は「適法な上告理由が 見いだせない」とコメントし、上告を断念したことを明らかにしました。刑事訴訟法では 、被告側だけが上告した場合、高等裁判所より重い刑を言い渡すことができないと定めて いるため、死刑判決の可能性はなくなりました。
加藤さんは「無期懲役以上の重い刑を 科すことができないのかと思い、悔しさのあまり呆然となった。判例違反などももちろん 、今回(最高裁で)戦える余地はあったと思うが、私が言っても、弁護士の先生が言って も「ひっくり返すことができない」の一点張りで、検察側から、戦おうという姿勢が全く 感じられなかった」と悔しさをにじませました。
テレ玉
Source : 国内 – Yahoo!ニュース