熊谷市で小学生を含む男女6人を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われたペルー人の男に東京高裁が1審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡した2審の判決について、検察側が上告を断念したことが明らかになりました。
ペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)は、2015年9月熊谷市内の住宅に次々に侵入し、小学生2人を含む男女6人を包丁で刺すなどして殺害したとして強盗殺人などの罪に問われています。
裁判の争点はナカダ被告の責任能力の有無で、1審のさいたま地裁は完全責任能力を認め、検察側の求刑通り死刑を言い渡しました。
しかし、12月5日、2審の東京高裁は、被告は犯行時、統合失調症のため心神耗弱だったとして1審判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。この判決について東京高検は「適法な上告理由が見いだせず上告を断念せざるを得ない」とコメントしました。一方、無罪を主張している被告側は18日、上告していて、今後、最高裁で審理されますが、検察が上告を断念したため、2審判決よりも重い刑にはできず、ナカダ被告に死刑判決が言い渡されることはなくなりました。
テレ玉
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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