海の事件や事故を通報する「118番」の認知度向上に貢献したとして、元AKB48で俳優の篠田麻里子さん(37)=福岡県出身=に対して、海上保安庁が4日、感謝状を贈った。
「118番イメージモデル」を5年間務めた篠田さんの父は元海上保安官。主に海難事故の調査や分析を担当して、船舶事業者に注意喚起をする任務にあたり、今年3月まで唐津海上保安部(佐賀県唐津市)で働いていた。過去に石井昌平長官とも仕事をしたことがあったという。
篠田さんは「感謝状をいただき、長年勤めていた父も大変喜んでいます」と話した。
海保の昨年12月の調査(984人回答)では、「118番を知っている」と答えたのは47・9%にとどまった。また、運用が始まった2000年以降、年間で38万~85万件の通報があるが、99%が間違い電話やいたずら電話といい、認知度向上が課題となっている。
篠田さんは「認知向上に少しでもお役に立てていれば幸いです。今後も海の安全を守ってください」とエールを送っていた。
鹿児島県の屋久島沖で11月29日に米軍オスプレイが墜落した事故では、目撃者が「乗組員が脱出したかもしれない。助かる命があれば」と118番通報し、海保が現場に急行。4日現在も捜索にあたっている。(角詠之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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