父を「リスペクト」する四男は寮生活 変わらぬ機械好き

 昨年12月、北海道苫小牧市内の待ち合わせ場所で待っていると、遠くからひょろりと背の高い少年がやって来た。夕張市・谷口家8人きょうだいの下から2番目、四男の誇吾郎(こごろう)さん(18)。苫小牧高専の3年生。実家を離れて寮で暮らしている。

 他のきょうだいの言葉どおり、「昔の姿をタテに伸ばした感じ」。身長は高専に入ってから10センチ伸びて175センチ。きょうだいの中で一番高い。

 「すばしこい」。10年前、誇吾郎さんについて書いた記事の書き出しだ。当時は小学2年生。ちょこまか走り回り、兄の遼馬さん(26)や凜太郎さん(25)からうるさがられていた。

 家事の分担が決まっていた谷口家で、自身の役目の風呂の湯張りを忘れ、怒られたことも。当時の記事で、いすの上で丸まり照れ笑いする自分の写真に「懐かしいっすねー」と見入っていた。

 人なつこく、叱られてもどこ…

この記事は有料会員記事です。残り705文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment