千葉県旭市三川で17日朝、民家火災があり、この家に住む父子が死亡したほか母親が軽傷を負った。県警は18日夜、2人を焼死させたとして、現住建造物等放火と殺人の疑いで母親の大橋とし子容疑者(65)を逮捕し、発表した。自宅に火を付けたことは認めているが、殺意は一部否認しているという。捜査関係者によると、室内に油のような跡があった。
県警などによると、17日午前6時35分ごろ「住宅が燃えている」と近隣住民から119番通報があった。火は約1時間後に消し止められたが、1階から大橋容疑者の夫、芳男さん(67)の遺体が見つかったほか、2階で息子の芳人さん(32)が見つかり、病院に搬送されたが死亡が確認された。この家には大橋容疑者ら3人が暮らしていた。
芳人さんには重度の身体障害があり、寝たきり状態だった。芳男さんは病気を患い、ほぼ寝たきり状態で、大橋容疑者も身体的な障害があり「介護に疲れている」と供述している。
現場はJR飯岡駅から南に約2・8キロの住宅街。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル