名古屋市で2018年に市立中学1年の女子生徒が自殺したのは学校側がいじめを放置したのが原因だなどとして、両親が市に損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(斎藤毅裁判長)は19日、両親の請求を棄却した。
「なかった」から一転、いじめ認定した市
「裁判所はいじめをなくす気がないのか」。6年前に自殺した名古屋市内の中学1年斎藤華子さんを巡る訴訟で、学校側の責任を認めなかった19日の名古屋地裁判決。父・信太郎さん(52)は判決を厳しく批判した。
信太郎さんの長女として生まれた華子さん。頑張り屋で2人の弟への面倒見もよく、「小さなお母さん」のような存在だった。生きていれば、今年20歳になるはずだった。「美容師になりたがっていた。今ごろは専門学校に通っていたのかな」
市は当初、華子さんへのいじ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル