片やうらぶれ、片や立派な大きさ 対照的な二つの慰霊碑

 栃木県日光市の足尾銅山でも戦時中、朝鮮人や中国人が働かされ、死んだ。その二つの慰霊碑のたたずまいが対照的だと聞き、10月、現地を訪ねた。

 銅山の小滝坑にほど近い、道路脇の林の中に「足尾朝鮮人強制連行犠牲者慰霊碑」があった。

拡大する足尾朝鮮人強制連行犠牲者慰霊碑に手を合わせる山本幸治(手前)ら=2020年10月28日午後0時2分、栃木県日光市足尾町、阿久沢悦子撮影

 「この地につらい歴史 我々は忘れない」などとハングルで書かれた木製の塔婆が3本。その脇に、木の板に墨で書かれた犠牲者の銘板が立っている。風雨でかすれ判読できないものもある。

 案内してくれた朝鮮総連県本部委員長の金鏡浩(キムギョンホ)(63)は3年前に東京から来た。碑のうらぶれたたたずまいに胸を打たれ、「なんとかしなくては」と思ったという。慰霊祭の報道も少なく、あっても碑名は書かれない。「なんともさみしいことです」とつぶやく。

 1946年の厚生省名簿による…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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