栃木県日光市の足尾銅山でも戦時中、朝鮮人や中国人が働かされ、死んだ。その二つの慰霊碑のたたずまいが対照的だと聞き、10月、現地を訪ねた。
銅山の小滝坑にほど近い、道路脇の林の中に「足尾朝鮮人強制連行犠牲者慰霊碑」があった。
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「この地につらい歴史 我々は忘れない」などとハングルで書かれた木製の塔婆が3本。その脇に、木の板に墨で書かれた犠牲者の銘板が立っている。風雨でかすれ判読できないものもある。
案内してくれた朝鮮総連県本部委員長の金鏡浩(キムギョンホ)(63)は3年前に東京から来た。碑のうらぶれたたたずまいに胸を打たれ、「なんとかしなくては」と思ったという。慰霊祭の報道も少なく、あっても碑名は書かれない。「なんともさみしいことです」とつぶやく。
1946年の厚生省名簿による…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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