片渕監督、被服支廠は全て保存すべきだと訴え 「(原爆投下の)生き証人の建物。実物がきちんと残ることが大事」(中国新聞デジタル)

 アニメ映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の公開を記念した舞台あいさつで広島市を訪れた片渕須直監督は22日、市内最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」(南区)の「2棟解体、1棟の外観保存」を打ち出した広島県の原案について、中国新聞の取材に対して全て保存すべきだとの考えを述べた。「(原爆投下の)生き証人の建物。実物がきちんと残ることが大事」とした。

【動画】片渕監督インタビュー

 被服支廠を巡っては3棟を所有する県が「2棟解体、1棟の外観保存」との原案を示し、1棟を持つ国は保存に後ろ向きな姿勢を見せる。片渕監督は「人類全体で存続させるべき。原爆ドームほど意味合いが感じられないというなら、意味合いを訴えた方がいい」と主張した。

 また、国や県が費用を出せない場合は「国民みんなでお金を出してでも、という道だってある。存続させるための道は真剣に考えれば必ず開ける」と強調した。

中国新聞社

【関連記事】


Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment