中島健
宮崎県えびの市西川北の菅原神社で28日、五穀豊穣(ほうじょう)や家畜の無病息災を願う牛越祭が開かれた。400年を越す歴史があるとされ、県の無形民俗文化財に指定されている。地域の農家が飼う和牛や乳牛11頭が、高さ50センチの丸太の棒を跳び越えると、境内から歓声が上がった。
牛たちは、引き手とともに助走し、勢子(せこ)に追われて丸太に向かうが、横に逃げたり、立ち止まったり。息が上がる引き手たちと挑戦を繰り返して、鮮やかな跳躍を見せた。
西川北牛越祭保存会の津留誠会長(72)は「けがなく終えられて一安心。これを機に、低迷している子牛価格が少しでも上がってくれれば」と話した。(中島健)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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