60代女性です。30代後半の息子のことで相談します。
高校で不登校となり、大検を受けて東京の大学に入りました。大学は文学系のサークルにも入り楽しくやっていたようですが、物書きになるとの希望を持って就活はほとんどせず、アルバイトなどで10年以上過ごしました。書く仕事はものにはならず、生活も厳しくなったのか、実家に戻ってきました。
今は臨時採用の公務員の仕事を得て毎晩遅く帰ってきます。いつ仕事がなくなるかは分からず、本人も続けたい仕事ではないと言っています。深夜はネットゲームなど趣味に時間を費やし、最近は家族との会話もほとんどありません。食事の時間も入浴の時間もずらし、休日はどこかに出かけていき、遅く帰ってきます。部屋で炭酸飲料を飲みながらジャンクフードを食べているようで、どんどん太っています。不健康な暮らしをわざとしているようにも思えます。
私たち夫婦は元教員で、子どもの暮らしに寄り添っていたとは言えません。そのため、親に弱音を吐くことはあまりありませんでした。今も弱みを見せたくないようで、生活全般に干渉されることを嫌います。
私は朝起こすこと、食事を作ること、当たり障りのない会話くらいしかできません。もともと知識が豊富でよくしゃべる息子だったのですが……。今の状態に途方に暮れています。
回答者 政治学者・姜尚中さん
「上を見ればキリがない。下を見れば後がない」。進退窮まった大人たちが天を仰ぐように嘆いていた時によく耳にした言葉です。
あなたのお子さん、と言って…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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