大衆芸能の分野で東京を中心に活躍する芸能人に贈られる「浅草芸能大賞」の受賞者が9日、決まった。台東区芸術文化財団が発表した。大賞には俳優の天海祐希さん、奨励賞には漫才コンビの爆笑問題、新人賞には浪曲師の玉川太福さんが選ばれた。今年3月に亡くなったコメディアンの志村けんさんに、今回初めて設けられた特別功労賞を贈ることも決まった。授賞式は12月12日に浅草公会堂で行われる。
天海さんは台東区生まれで宝塚歌劇団で月組男役トップスターを務めた後、映画や舞台、ドラマなどで活躍。昨年は映画「最高の人生の見つけ方」で、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。爆笑問題はテレビなどでの活動のほか、今年2月には浅草公会堂の芸楽祭にも出演。玉川さんは浅草・木馬亭での寄席に度々出演している。
志村さんにはお笑い分野への長きにわたる貢献をたたえ、事務所を通して表彰状を贈ることにした。
浅草芸能大賞は1984年に創設され、今回で37回目。区民審査員100人の推薦をもとに、選考専門審査委員会で決定する。(柏木友紀)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル