埼玉県加須市の県立騎西特別支援学校のスクールバス内で18日、知的障害のある中学部の生徒1人が発見までの30分間取り残された。県教育委員会が19日、発表した。
県教委によると、バスの運行業者は生徒の乗降時に氏名を確認し、降車時には教員に引き渡す契約になっていた。だが業者は降車時の氏名確認を怠り、学校側も1人で降車できる生徒を各自教室に向かわせていた。
普段1人で教室に来る生徒が来なかったため、担任がバスに向かったが、運転手と担任は車内を確認しなかった。バスが学校を出て運行業者の車庫に戻る途中、後ろから3列目の座席で眠っていた生徒が発見されたという。
県教委は今後、バス送迎に関する県統一のマニュアルを作り、全県立特別支援学校に周知するとしている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル