東京地検特捜部が、容疑者の逮捕状を取った段階で明らかにするのは極めて異例だ。その上、カルロス・ゴーン被告とともにレバノンにいるとみられ、実際には逮捕が困難な妻のキャロル・ナハス容疑者の逮捕状をあえて取った背景には、ゴーン被告が保釈条件で妻との面会を禁じられたことを「非人道的だ」などと批判していることがある。
キャロル容疑者が一連の事件に絡む「容疑者」であることを明確化することで、措置の適正さとともに、国外逃亡という事態に対する捜査当局の厳しい姿勢を国内外にアピールする狙いがあるとみられる。
特捜部の市川宏副部長は「キャロル容疑者は多数回にわたり証拠隠滅をした上、偽証をした疑いがあり、だからこそ東京地裁は保釈と同時に面会禁止にした。非人道的との批判は一方的で誤解があり、是正する必要がある」とした。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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