狙われる「旧型」プリウス 部品盗難相次ぐ、ウクライナ侵攻も遠因

有料記事

鳥尾祐太、近藤咲子

 千葉県内でトヨタ・プリウスのマフラーを狙った盗難が相次いでいる。10~11月だけで111件発生。マフラーの「触媒コンバーター」に含まれる希少金属が狙いとみられ、特に現行車より希少金属が多く使われている旧型のプリウスが狙われている。

 県警捜査3課によると、県内のマフラー盗(触媒コンバーターだけを盗んだケースも含む)は、昨年1年間で12件だったが、今年は11月末までに133件発生。10月以降のプリウスの被害が111件と8割を占めている。千葉東署の管内では10~11月に10件のマフラー盗が発生し、被害にあったのはいずれも旧型のプリウスだった。

 捜査関係者は「車体を持ち上げるなどの大がかりな装置を使わず、工具で短時間でとっているのではないか」と推測する。

 マフラーを外されても車は動くが、被害者が運転中に排気音に違和感を感じ、マフラー盗に気付くケースが多いという。

旧型プリウスが狙われた背景

改良前の旧型プリウスの触媒コンバーターの特徴をトヨタ自動車に取材をするともに、警察やカー用品店に防犯対策を聞きました。

 トヨタによると、触媒コンバ…

この記事は有料記事です。残り652文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment