狛江強盗殺人事件、容疑者を送検 52歳男、駐車場代など滞納か

 東京都狛江市で1月に発生した強盗殺人事件で、警視庁は24日午前、実行役とみられる野村広之容疑者(52)=埼玉県川口市=を強盗殺人などの疑いで、実行役を手助けしたとされる福島聖悟容疑者(34)=埼玉県三郷市=を強盗殺人幇助(ほうじょ)などの容疑で送検した。

 野村容疑者とともに実行した疑いがある永田陸人容疑者(21)=金沢市=、少年(19)=東京都中野区=についても、同日中に強盗殺人容疑などで送検する。警視庁は引き続き、詳しい犯行実態や4人以外のメンバー、指示役がいなかったかなどを調べる。

 警視庁によると、野村、永田両容疑者と少年の計3人は1月19日昼ごろ、狛江市の住宅に押し入って住人の大塩衣与さん(90)を暴行して殺害した上で、住宅内から高級時計や指輪(総額60万円相当)を奪った疑いがある。福島容疑者は、事件に使われたレンタカーを用意した疑いがある。4人は22日に逮捕されていた。

 野村容疑者は24日午前7時40分過ぎ、留置されている立川署(東京都立川市)の建物を出て、上半身を伏せながら歩いて捜査車両に乗り込んだ。

 野村容疑者が住む集合団地の役員によると、野村容疑者は月に約2万5千円かかる駐車場代や管理費などを5カ月分滞納していたが、このうち4カ月分計約10万円を1月末ごろに支払っていたという。野村容疑者は「闇バイト」を通じて事件に関わったとみられており、警視庁が報酬の受け取り状況などについて詳しく調べている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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