岡純太郎
2025年の大阪・関西万博で日本初の商用運航を目指す「空飛ぶクルマ」の試験飛行が13日、大阪市此花区の大阪ヘリポートであった。エンジンの起動から10秒足らずで飛び立ち、大阪湾上空を飛ぶ機体に会場からは歓声と拍手がわいた。
試験飛行したのは独「ボロコプター」社製の試験機「2X(ツーエックス)」で高さ2・1メートル、プロペラがついた円形の部分の直径9・1メートル、最高時速100キロ。万博で同社の機体は日本航空(JAL)が使って運航する予定となっている。
飛行では操縦士1人が乗り込み、大阪湾からの高さ約50メートルを約5分間、周回した。大阪市と兵庫県尼崎市の小中高校の児童・生徒約250人が見学し、機体や関係者と記念撮影をした。
操縦したボロコプター社のチーフテストパイロット、ポール・ストーン氏(57)は「快晴の中、すばらしい山並みが方々に見え、思わず目を奪われた。機体は安定して飛行し、満足の一日だった」と話した。(岡純太郎)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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