山口県は14日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養していた県内の50代の女性が死亡したと発表した。同県で自宅療養者の死亡が確認されたのは初めて。女性は基礎疾患があったという。
県健康福祉部によると、女性は10日、せきや全身の倦怠(けんたい)感などの症状を訴えて医療機関を受診し、陽性と判明。呼吸苦がなく、せきの症状も治まりつつあったことから、保健所は軽症で入院の必要はないと判断して、自宅療養を決定した。電話で説明し、女性も自宅療養を希望したという。
11日以降、経過観察のために保健所などが女性に電話をしたがつながらず、13日夕に保健所の職員が女性宅を訪問。応答がないため県警に通報し、駆けつけた警察官らが自宅敷地内で倒れている女性を発見した。すでに亡くなっていたという。女性は一人暮らしだった。(大室一也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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