堀越理菜 平岡春人 細見卓司 土井恵里奈
18日に病院に搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助さんを巡り、舞台関係者などはこの日、対応に追われた。
「市川猿之助休演のお知らせ」
18日午後3時50分ごろ、東京・明治座。建物から職員らが姿を現し、詰めかけた報道陣らに、A4の紙を1枚配った。明治座で5月3日から開かれている猿之助さん出演の「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(28日千秋楽)の対応についての発表文だった。
すでに昼の公演の中止は決まっていたが、発表によると、この日の夜公演は配役を変更して上演することを決定。猿之助さんが演じていた相馬太郎良門などの役を、中村隼人さんが演じ、隼人さんの源頼光と台屋の四郎次の役を、市川門之助さんと中村歌之助さんがそれぞれ演じることを決めた。同公演は予定通り午後5時に始まった。19日昼の部については中止とし、それ以降の公演については、改めて発表するという。
夜の部の公演を見るために訪れた東京都立川市の岡本兆乃(よしの)さん(67)は「明治座に来る途中でニュースを知ったが、代役で公演があるかもと思って来てみた。明治座には電話もつながらなかった」と話す。「猿之助さんの迫力ある演技を楽しみにしていて、ただただ、なんでと驚くばかり。明るく魅力的なイメージしかなく、複雑な思い」と話していた。
松竹「各方面からの情報把握に努めている」
明治座での舞台制作を担う松…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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