田中幸雄容疑者(56)は、別の事件で有罪判決が確定しており、福岡刑務所(福岡県宇美町)で服役していた。28日昼過ぎ。京都ナンバーの捜査車両など5台が列をなし、報道陣30人ほどが詰めかけた刑務所に入った。
約3時間後、刑務所の扉が開き、5台が次々と出てきた。3台目には、田中容疑者を乗せた黒色の四輪駆動車。スキンヘッドの田中容疑者は眼鏡にマスクを着け、後部座席の中央に座り、前を向いていた。
関係者によると、田中容疑者は東京都内の大学を中退後、旅行会社などで勤務していたという。
その後、工藤会の傘下組織を紹介され、構成員になったとされる。事件当時は、工藤会で主要組織の幹部だったという。北九州市に拠点を置く工藤会は12年、市民や企業を危険にさらす可能性があるとして、全国で初めて「特定危険指定暴力団」に指定された。
田中容疑者は08年、福岡市内で大手ゼネコン大林組の従業員ら3人が乗った車にむかって自動式拳銃で弾丸4発を発射し、フロントバンパーなどを壊したとして、銃刀法違反などの罪で懲役10年の判決を受けた。
判決によれば、田中容疑者は…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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