東京電力エナジーパートナー(東電EP)から電話勧誘業務を委託された「りらいあコミュニケーションズ」(東証1部上場)が顧客との通話データを改ざん・捏造(ねつぞう)していた問題で、不正な音声編集は現場トップの管理者が主導していたことが分かった。ルールを逸脱した電話勧誘が責任者によって隠されていた。
不正があったのはりらいあ社の鹿児島センターで、2016年4月の電力自由化で新電力に契約を切り替えた顧客を取り戻す部署で行われた。編集の経緯を知る関係者などによると、この部署は「奪回」と名付けられていた。
契約件数が伸び悩む中、「奪回」部署では営業目標を達成しようと、夜遅くの電話や高齢者への強引な勧誘が行われ、消費生活センターなどへのクレームが増えた。このため、不適切な営業実態を隠す音声編集が始まったという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル