奥平真也、鈴木洋和
少雨傾向が続き、近畿の水がめ、琵琶湖の水位が低下している。16日午前6時時点で「マイナス63センチ」。2007年12月以来、約14年ぶりの低い水準となっており、このまま好天が続けば取水制限になる恐れもある。滋賀県は近く、水位低下連絡調整会議を設置し、生態系への影響などについて調査に乗り出す方針だ。
この時期の平年値は「マイナス36センチ」。三日月大造知事は16日の会見で「毎日琵琶湖を見ているが(湖面が)確実に小さくなっていっている印象を持つ」と懸念し、今後、節水の呼びかけも検討すると明かした。
彦根地方気象台によると、10月の降水量は平年値より大幅に少なく、大津市は43ミリで平年値の3割、彦根市は30ミリで平年値の2割にとどまったという。担当者は「今年は(10月に)台風がこず、前線が停滞しないなど、まとまった雨が降らなかった」と説明する。
琵琶湖の水位は、雨が降らな…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment