宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が採取した小惑星「リュウグウ」の砂から、たんぱく質の材料となるアミノ酸が見つかった。我々はどこから来たのかという、地球の生命の起源の解明につながる可能性がある。
地球の生命の起源については、これまでさまざまな説が提唱されてきた。かつては、地球内部にある炭素などから有機物ができ、それが生物になるといった説が一般的だった。
70年ほど前、米国の化学者、スタンリー・ミラー博士が、原始の地球の大気を模したメタンやアンモニア、水、水素を入れたフラスコの中で火花を飛ばし、数種類のアミノ酸をつくった。アミノ酸という有機物が、無機物などから直接つくり出せることは、生命の起源を考えるにあたって当時は大きな衝撃だったという。
隕石や彗星で地球に運ばれた?
ところが、原始の地球の大気…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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