鈴木優香、椎木慎太郎、板倉大地
福岡県大野城市のマンションの一室で14日、この部屋に住んでいた0歳の男児が救急搬送され、その後死亡が確認された。県警は15日、司法解剖の結果、男児の死因は肝破裂だったと発表した。県警は母親が経緯を知っているものとみて、任意で事情を聴くなど慎重に捜査を進めている。
春日署によると、亡くなったのは、生後7カ月の井上新大(あらた)ちゃん。14日午後1時20分ごろ、自宅にいた母親から119番通報があり、搬送先の同県春日市内の病院で死亡が確認された。新大ちゃんの体には皮下出血の痕が複数あったことから、病院側が署に通報した。新大ちゃんは母親と0歳の兄弟との3人暮らしだった。司法解剖の結果、同日午後1時ごろに死亡したとみられ、体の前部から胸のあたりを強く圧迫されたとみられるという。
大野城市によると、母親については、子どもの養育に特に支援が必要な「特定妊婦」に指定。また、新大ちゃんら0歳児2人とは別の実子(現在は別居)に対する不適切な養育環境があったとして、同居の2人を要保護児童として、訪問や電話により母子を支援していたという。(鈴木優香、椎木慎太郎、板倉大地)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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