新型コロナウイルスの影響で、休校が続く学校。
各地で再開の準備が進められています。
滋賀県湖南市の石部高校では、約1カ月ぶりに生徒たちが登校しました。
滋賀県は、5月31日まで県立学校を休校にすることを決めていますが、生徒の学習状況などを確認するため、11日から学校ごとに登校日が設けられています。
この高校では、学年ごとに登校時間をずらしたうえで、生徒の数が20人以下になるように教室を分散。
生徒からはこんな声も…
【男子生徒】
「みんな元気だったのでよかった。(陸上の)練習も一人なのでみんなで練習したい」
【女子生徒】
「ずっと寝てて昼夜逆転しました。(休校で)高校生って一番楽しい大事やと思うからその1年が無駄になる気がして悲しい」
大阪府堺市では、「テレビ授業」が始まっています。
【授業】
「これから小学校5年国語かんがえるのっておもしろいの授業を始めます」
堺市は、在宅学習を毎日の習慣にできるようにとジェイコムと協力して午前8時に小学1年から中学3年まで、各学年5分ほどの番組を放送しています。
【児童の母親は…】
「起こさなかったら、10時11時12時ぐらいまで平気で寝てますし。それを目安に起きてくれるように」
【小学5年生】
「(授業は)ちょっと早いけど、なんとかいけそう。早起きかあ…できるかな」
奈良市でも、11日からオンライン授業が開始。
タブレット端末などがない家庭には、機器を無償で貸し出し、市立中学校に通うすべての生徒が参加できる状況を整えたということです。
【教師】
「生徒の顔が見られてほっとした。生徒たちもいい表情もしていてうれしかった」
しかしその一方でこんな悩みも…
【春日中学校・坂本靜泰校長】
「どう工夫しても、一方的に伝えることが主になってしまうので。もう身に付いた、習得できたと判断するのは難しいなと」
長引く休校でどのようにして学びの機会を保障していくのか試行錯誤が続きます。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース