大学入学共通テストは14日、理科と数学があり、2日間の日程を終えた。静岡、広島両県の試験会場では交通機関の遅延で試験の開始が繰り下げられた。1日目(13日)の地歴・公民と英語リスニングで計48人が再試験の対象になった。
大学入試センターによると、14日午前、JR東海道線の磐田―豊田町間の沿線火災で電車が遅れ、静岡文化芸術大(浜松市、志願者数470人)で数学1(数学Ⅰ、数学Ⅰ・A)を受けた全員の試験開始を20分繰り下げた。同じ火災の影響で、浜松医科大でも1人が50分繰り下げて別室受験となった。同日午前の理科1(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)でも電車の遅れがあり、県立広島大(広島市)で受けた2人が30分繰り下げて別室受験となった。
また、1日目の英語リスニングを愛知工業大(愛知県豊田市)で受けた1人が27日の再試験の対象になった。受験生から音声の再生機器について不具合の訴えがあった際は試験を中断させ、正常な機器に取り換えた上で試験を続行する「再開テスト」の手順を踏む必要があるが、監督者が対応を誤った。
1日目に地理歴史・公民の試験時間が約15秒短くなるミスのあった大阪府内の会場の47人と合わせ、計48人が希望すれば再試験を受けられる。
14日の試験では、昨年まで2年連続で過去最低点となり、得点調整の対象にもなった生物の試験があった。
生物は一昨年の平均点が48…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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