生理の話、男子も女子も 「一方通行にならない発信」目指す

いま子どもたちは 「性」を学ぶ(3)

 「性に関心がない人に、どう自分事と感じてもらうか」

 3月下旬、東京都渋谷区で行われた「ユネスコユースセミナー」。準備段階から参加した東京都八王子市に住む角出(かどで)優季さん(18)が一番懸念していたのは、そのことだった。

 高校入学後、生理痛が重い友人がいたことをきっかけに、「生理のとらえ方の男女・世代間の差」に関心を持った。校内のトイレに生理用品を設置するよう学校に求めて実現したほか、高校の卒業研究のテーマに据え、学校内で座談会を開いたり、医師や専門家へのインタビューを重ねたりした。

 ただ、調べていく中で、「生…

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男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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