吉田啓 大貫聡子
タクシーに乗車中、運転手に「うち殺すぞ」と暴言を吐き、熊本県議を辞職した井手順雄氏(63)に対し、熊本簡裁が脅迫罪で罰金10万円の略式命令を出していたことが15日、わかった。井手氏によるとすでに納付した。
井手氏は昨年12月24日夜、熊本市内の料亭から乗車。タクシー会社によると、運転手に対し「うち殺すぞ」と暴言を吐き、助手席を蹴るなどしたという。同社が熊本南署に被害届を提出、熊本区検が1月24日に略式起訴していた。
井手氏は昨夏の全国高校野球選手権大会で母校の九州学院の試合を観戦中、阪神甲子園球場アルプス席で加熱式たばこを吸うなどして問題となり、自民党を離党。今年1月、暴言問題を受け辞職した。
井手氏は4月9日投開票の県議選に無所属で立候補する意向を示している。朝日新聞の取材に対し、「罰金は納付済み。一連の問題については猛反省している。熊本港の耐震化などやり残した課題がある。選挙で有権者の信を問いたい」と話した。(吉田啓、大貫聡子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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