三ツ木勝巳
甲府市の樋口雄一市長は4日の年頭会見で、新型コロナウイルスについて「新たな変異株の出現などにより収束の兆しが見えない」としながらも、「命と暮らしを守るという原点に立ち返り、市政運営に全力で取り組む」と話した。また、今年の漢字として「節」を披露した。
この日、幹部職員65人を集めた仕事始め式もあり、樋口市長は訓示の中で漢字の「節」に触れた。2019年の甲府開府500年の記念事業が今年度で一区切りとなることから、「武田信虎公がこの地に甲府を開いて500年、これを歴史の節目として、そして次の500年のスタートとして市民や職員の皆さんと共に新たな甲府を作り上げていきたい」と語った。
その上で、「コロナの影響で長期間にわたり市民の皆様に様々な面で我慢をお願いしてきましたが、今年こそはコロナが収束していろいろなことが動き出す節目の1年にしていきたい。そういった願いを込めて、『節』を選びました」と述べた。(三ツ木勝巳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル