甲府市は14日、市内在住の10代男子の高校生が新型コロナウイルスに感染したと発表した。山梨県内の感染者は延べ72人(再陽性者2人を含む)となった。
市によると、5月28日に確認された県内で延べ65人目の感染者の男子高校生と同じ県立高校の生徒で、この高校は15日を臨時休校にする。
他の生徒との接触状況については調査中という。65人目の感染者の生徒とは、学年や教室のフロアも異なり、時間もたっているが、会見した市医務感染症課の河西文子課長は「同じ学校ということもあり、(状況を)慎重に確認したい」と話した。
会見での説明では、新たに感染が確認された高校生は4日、37・1度の発熱があり、学校を休んだ後、5日からは症状が回復し、登校した。7日は、家族と親戚宅で食事をした。8~11日は登校し、そのうち10日以外は夜に外出。11日夜は外出先から帰宅後、血痰(けったん)が出て、検温すると37・1度の発熱があった。外出先ではマスクを着用していたという。
12日は学校を休み、市内の医療機関を受診。13日に帰国者・接触者外来を受診し、PCR検査を実施。14日に陽性が判明し、県内の感染症指定医療機関に入院した。
現在は、発熱も治まって、容体は落ち着いているという。濃厚接触者は家族2人と親族1人の計3人で、14日にPCR検査を実施し、15日に結果が判明する見通し。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル