国民生活センターが、裏地にメッシュ素材を使った男児用水着を使用しないよう呼びかけている。陰茎の皮膚がメッシュの小さな穴にはさまり、けがをするおそれがあるという。
同センターによると、男児がけがをする事故は毎年のように起きているといい、2010年以降では、「海水浴後に水着を脱ごうとした際に裏地の編み目に皮膚が入り込んで脱げず、病院に運ばれた」などの相談が少なくとも12件寄せられている。
日本小児科学会によると、新潟県で実際に起きた事故では、男児(6)が着用した水着の裏地のメッシュの穴の大きさは縦2・5ミリ、横1・8ミリだったという。穴にはさまった皮膚が水ぶくれ状態になって腫れ上がり脱げなくなったという。小児の陰茎の皮膚は非常に伸びやすく、メッシュの小さな穴からも外側にはみ出しやすいことが原因とみられるという。
業界団体は10年にメッシュ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル