男子が散らかした、なぜ女子が片付け? 教室の風景とジェンダー平等

 子どもたちの日常からジェンダー平等を考える。小学校の教室で、そんな実践を重ねる教員がいる。今月8日は国際女性デー。男の子たちにも伝えたい思いがある。

 低学年の教室にある読書スペースの床に、何冊もの本が散らかっていた。「そのままにしないで片付けようよ」。星野俊樹さん(46)が声をかけると、散らかした子とは別の子たちが片付け始めた。大半が女の子たち。さっきまで寝転んで図鑑などを読んでいたのは男子たちだったが、動かなかった。

 都内の小学校に勤務する星野さんが、教員生活で遭遇した出来事だ。星野さんは授業の予定を変更し、話し始めた。

先生の問いかけ、ある男子の感想文

 「女子、男子の前に、みんな…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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