勤務先だった東京の私立中高一貫校の男子高校生を昏睡(こんすい)状態にし、わいせつな行為をしたとして、大阪府警は同校の元中学講師、中村洋一郎容疑者(37)=横浜市青葉区=を準強制わいせつ容疑で8日に逮捕した。「今は話せない」と認否を保留しているという。
刑事特別捜査隊によると、中村容疑者は2014年10月19日、東京都渋谷区内の当時の自宅で、男子高校生を何らかの方法で眠らせるなど抵抗できない状態にし、わいせつな行為をした疑いがある。
行為中に撮影したとみられる動画が今年7月、別の事件で府警が家宅捜索した滋賀県内の公立小学校の男性教諭(32)宅から見つかり、中村容疑者が関与した疑いが強まったという。教諭宅からは中高生とみられる少年のわいせつ動画が多数見つかったといい、府警は2人が動画を交換していた疑いがあるとみている。
府警は、この教諭についても、10代の少年2人にわいせつ行為を自撮りさせ、SNSで送らせた疑いがあるとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)容疑で今月8日、大阪地検に書類送検した。
教諭は約7年前からSNS上で20代前半の女性を装って多数の少年らと連絡を取り合い、わいせつな動画を送るよう要求していたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル